ティモシーサマラ著「Design Elements」という本を読んで、プレゼン時のデザイン参考にしています。
言葉でデザインを説明してくれているので、役立っています。
その中で、デザインのルールが載っていたので、書き留めておきます。
「ルールは破っていもいいが無視してはならない」
①コンセプトを持て
明確なメッセージを持って、デザインすること
②飾り立てるな。伝わらなければ意味が無い
肝となるコンセプトをサポートする。メッセージにふさわしいフォルムを使用すること。
③統一感のあるビジュアルで訴求する
全体像からディティールまでそれぞれの要素が調和がとれているか
例:ロゴの色使いや書体、使用方法に一貫性を持たせることで、企業体としての統一感を表現
④書体ファミリーは2種類、多くても3種類以内に
書体は目的に合わせて選ぶ。そのためには目的をはっきりとさせること。
⑤ワンツーパンチの発想で
最初に一番重要な部分に読者の注意を引き、次に残りの部分へと誘導。
大きな形やハッとするようなイメージ、印象的な書体の扱い方、大胆な色使いで視線を集めたら、その他の重要性の低いアイテムの働きを論理的な方法で確実に抑制し、読者の視線を誘導する。
要素間にヒエラルキー(階層関係)を確立するのである。
見てもらいたい順番に沿って階層関係を作る。わかりやすさや使いやすさを実現する上で階層化は不可欠。とにかく最初の注目点をはっきりさせる。
⑥目的に合わせて色を選ぶ
色を組み合わせた時の効果を把握して、色を選ぶ。
適材適所の色を選ぶこと
⑦省いても実現できるのなら省く
「Less is more.」
一定の空間にモノを詰め込むと何が言いたいのか理解できない。
必要最低限に要素を絞り込む
⑧ネガティブスペースは魔法の道具。ただ埋め尽くすのではなく作り出せ
「ネガティブスペース」=ホワイトスペース、負の空間
⑨文字もイメージと同様に重視せよ
文字を構成するのは線と点、形状、テクスチャであり、デザインに含まれるほかの要素との構造上の関係性をしっかりと考慮する必要がある。
文字を大きくしてイメージと重ねれば一体感が生まれると言うのは大きな勘違い。
⑩判読できない書体は書体失格
とにかく判読性が高く、読みやすいことが基本。
⑪普遍性はあるか。主役は自分では無い
デザイナーの仕事は普遍性の追及である。
不特定多数の人々に対して、こちらの意図を伝えなければならない。
普遍的イメージには説明は不要なのだ。
⑫寄せたり、離したり
リズム感がポイント
寄せたり、離したりすることで、要素間のスペースに活気が生まれる。
⑬夜空の花火や夜明けの太陽のごとく明暗をつける
⑭目的意識を持って意志を貫け。中途半端は厳禁
ビジュアル要素は自信を持ってレイアウトする
⑮自分の目で測れ。デザインは視覚に訴えるもの
目の錯覚で下よりに見えたり小さく感じたりする。
メジャーで測らず、目測で配置すること
⑯イメージは自分で作る。インスタント食品で間に合わせるな。
⑰流行にとらわれずにまじめに。
⑱動きを付けよ。静止は退屈と同じ。
⑲歴史に学べ。ただし、歴史を繰り返すな。
⑳シンメトリーは究極の悪