テスト

  • 2016.08.15
NO IMAGE

てsつお
人事代謝あり、
往来して古今を成す。
江山は勝迹を留め、
我輩また登臨す。
水落ちて魚梁浅く、
天寒うして夢沢深し。
羊公碑尚ほあり。
読み罷めて涙襟を沾す。
 この一篇は、この人の集中でも傑作とされてゐるが、その気持は全く羊※(「示+古」、第3水準1-89-26)と同じものに打たれてゐるらしかつた。
 この人よりも十二年遅れて生れた李白は、かつて若い頃この襄陽の地に来て作つた歌曲には、
※(「山+見」、第3水準1-47-77)山は漢江に臨み、
水は緑に、沙は雪のごとし。
上に堕涙の碑のあり、
青苔して久しく磨滅せり。
とか、また
君見ずや、晋朝の羊公一片の石、
亀頭剥落して莓苔を生ず。
涙またこれがために堕つ能はず、
心またこれがために哀しむ能はず。
とか、あるひはまた後に追懐の詩の中に
空しく思ふ羊叔子、
涙を堕す※(「山+見」、第3水準1-47-77)山のいただき。
と感慨を詠じたりしてゐる。Evernote Camera Roll 20150713 204424

カテゴリの最新記事